日記

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2006年4月1日(土) ペダルを漕いで

朝から好天に恵まれお花見日和といった感じだったが、毎度のように午前中は仕事があるため、そそくさと出かけて、ちゃっちゃと片付けた。

出先から戻ってきた私は、そのまま家に入るのが惜しくなり、かばんだけ玄関においてすぐに出かけることにした。
行き先は自治会館。
いつもは会議があり、パソコンを持って出かけるので徒歩で行くことが多いのだが、今日は身軽なので自転車で行くことにした。
自転車と言っても嫁さんが乗っているいわゆる「ママチャリ」である。

自転車にまたがり、えいっ、とペダルを踏みつけて漕ぎ出した。

自治会館に行く途中の酒屋でビールを1缶だけ買った。

自治会館に着くときれいな桜が咲いていた。



ここは近所でも評判の、というか、近所だけで評判のお花見のポイントなのだ。

自転車を降りた私は一人木の下に佇(たたず)み、桜の木を見上げた。
日差しも柔らかく、渡る風もまだ少し冷たさが残る。
自転車の前かごからビールを取り出して、プシュッ。

ゴクゴクと流し込むビールの苦さが、桜の花びらの色を引き立たせた。

静かな町並み。
誰もいない自治会館。
前の道を時折、自転車が走っていく。
桜の木を見上げて、何かを思う。

残りのビールを一気に流し込んだ。

今日は始まりの日。
すべてが前に向かって動き始める日。

私は再び自転車にまたがり、えいっ、とペダルを踏みつけて漕ぎ出した。

2006年4月2日(日) 小学校の引継ぎ

新しい年度になって、三日坊主になるかもしれないと思いながら、子ども会の会長以外にも仕事を引き受けたので、少しは書くことも増えるだろうと思い、日記の更新頻度を増やすことにした。

今日は小学校でPTA役員の引継ぎ式。
引継ぎ式と言っても新人の私が不安に感じたので、無理を言って開催していただいた会議である。
ベテランの役員さんには迷惑なことだったかもしれないが、新たに疑問や問題点が見つかったり、新しい案や解決先が見つかったりと、そこそこ有意義な会議じゃなかったかと思う。

夜は、校区子ども会の会長と子ども会の行事について打ち合わせをした。
今年度から各地区の役員差の負担を軽減すべく、行事巣を減らしたのだが、それでも子どもたちの楽しみを減らすのは本位ではないので、なんとか手間のかからない方法で、子どもたちを喜ばせあれないか、考えていたのだ。

いろいろな案が出たがまだまだ検討すべきことが多い。
どうやってみんなを説得して協力してもらうか、頭の痛いところだ。

2006年4月3日(月) 新しいイベントを

子ども会の予算を作成した。

毎年この時期になると、決算報告と予算案が提示されるが、特に変動がなければ、前年度実績から予算案を計上するのだが、今年度は校区子ども会との打ち合わせでは、いくつかのイベントが廃止になって、代わりのイベントを挙行しようという話が出てきている。

まだ決定実行ではないが、そうなったときのための予算を組んでおく必要がある。

廃止されるイベントとしては「ドッジボール大会」「キックベース大会」などがある。
スポーツイベントが廃止となるのは、少し活気が薄れるような気もするが、子どもたちの積極的な参加というのはなかなか望めず、世話をする役員のお母さん方もかなり大変なイベントである。

スポーツというのは、やり始めると面白くて夢中になるものであり、子どもならばなおさらだが、最初の「練習」がとてもつまらないのである。
無論、ドッジボールなど、「練習」といってもボールを投げる練習やパスの練習をするわけではなく、いきなり試合をするのだが、仲間同士でやっていると、なかなか白熱しない。
練習に付き合っているお母さん方の声援だって、どちらかといえば、アドバイスに近いものがあり、やっている当の子どもたちも、なんとなく、練習をさせられている、という気持ちになっているに違いない。

実際、練習のときはあまり笑顔のなかった子どもたちも、試合に勝利したときは飛び上がって喜んでいた。

そういうスポーツイベントが消えてしまうのは寂しいことだが、子どもの笑顔を見たいという気持ちは変わらない。
そう思って今年は、「潮干狩り」を復活させようかと考えている。

ただ、交通手段や費用の問題があり、簡単には決まりそうもない。
せっかく予算に計上したのだから、実現させたいと思っているのだが。

2006年4月5日(水) 入学式

夕べ、次女が家族五人分のてるてる坊主を作った甲斐もなく、今朝は、昨夜から引き続いて雨が降っていた。
それでも、小雨になっていたのは多少の効果の表れか。
今日はその次女の小学校の入学式だった。

というわけで写真だけでもそれらしく。


10時からの開会で役員は15分前に校長室へ集合するようにといわれていたが、長男を残して、家族全員9時過ぎには家を出た。
小雨の中、みなきれいに着飾っているのでゆっくりと学校へ向かったが、それでも9時20分ごろには学校に到着した。
校長室へ向かう私は、体育館へと向かう家族といったん別れた。

やがて時間となり、校長室を出ると「会長さんを先頭に一列に並んでください」と言われ、一列に並んで校長の引率で体育館へと向かった。

体育館に入ると、子どもも父兄も全員着席していた。
父兄は子どもたちの後方に座っており、子どもたちの顔が見えない。
しかし、来賓の座席は子どもたちの斜め前なので、みんなの顔がよく見える。

国歌斉唱の後に校長の挨拶が始まる。
校長の挨拶が終わると、進行役の先生が子どもたちにわかりやすいように私を紹介した。
「みなさんのお父さんやお母さんを代表してPTA会長さんにご挨拶していただきます」

代表してるんだかどうだか。
そんなことを考えながら、マイクスタンドに向かった。
そういえば予行演習なしのぶっつけ本番だ。
歩き方やお辞儀の仕方はこれでいいのだろうか、などと考えてマイクスタンドの前に立つと、子どもたちがみんなこっちを見ていた。

普段、子ども会で付き合っている子どもたちよりもはるかに小さい。
とても真剣なまなざしでこちらを見ていた。
私は、原稿を持たずに、だからところどころつまりながら、それでもわかってもらえるように、子どもたちに話しかけた。
「友達を作りましょう。」

そして父兄にも挨拶をした。
「友達を作りましょう。」

見回すと私の話にうなづいている人もいて、報われた気がした。
ただ、次女には「話し聞いてたけど、お父さん声が小さい!」とダメだしされてしまった。
声は大きいほうなだけに、ホールなどで話をするときはその加減がわからず、小さくなってしまうことがあるのだ。

夜、仕事を終えて帰宅してから次女に話を聞くと、もう新しい友達ができたといっていた。
次女を見習って私も友達を増やさなければ。

2006年4月10日(月) アピールが大事

今度の日曜日は自治会の予算会議だ。
子ども会としても予算を上げてもらうチャンスである。

今年は、去年の子ども会活動が認められて、どうやら予算を上げてもらえそうだ。

実は、子ども会の予算を上げてもいいという話は、ほかならぬ自治会長が前回の自治会会議の中で発言したことだ。
以前の班長経験者の方々がその発言を聞いたならば、間違いなくわが耳を疑ってしまうほどに、有難いことだそうだ。

私が会長になって半年以上経過したが、その間に私がやったことといえば、子ども会の実績をアピールしただけ。
地区長さんや班長さんも例年通りの活動をしたに過ぎず、取り立てて「こんなにすごいことをやりました!」と言っているわけではない。
それが証拠に、予算を上げてもらえる可能性の話をしたとき、班長さんたちはみな、「え?ほんとに?」という反応をし、「あれだけ働いたんだから当たり前」という反応はなかった。
無論、過去からの実績を考えれば「当たり前」と思っているかもしれないが。
それでも、今までにも何度となく予算交渉をしたにもかかわらず、すべて却下され、それどころか「無駄遣いはけしからん!」と金の使い道をこと細かくチェックされる有様に、班長さんたちは辟易していた。

では、何が、自治会会長の気持ちを変えたのか。

いくつか要因はあるが、一番大きいのは活動のアピールだろう。
子ども会ではこういう活動をしましたという報告書を書いて、会長に提出し、自治会で報告すること。
しかし、大げさであってはならない。
あくまで謙虚に。
自治会の譲歩によって成功したときは謝辞を忘れずに。

まあ、他にもいろいろ、会社員として培ってきたテクニックがあるのだが、それはまたの機会に。

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